セッション情報 ポスターセッション(消化器病学会)

胆道(症例報告/その他)

タイトル 消P-151:

当科で原発性硬化性胆管炎の確診後に潰瘍性大腸炎を合併した2例

演者 西垣 佑紀(長岡赤十字病院・消化器内科)
共同演者 小林 雄司(長岡赤十字病院・消化器内科), 星 隆洋(長岡赤十字病院・消化器内科), 嘉戸 慎一(長岡赤十字病院・消化器内科), 高野 明人(長岡赤十字病院・消化器内科), 中村 潤一郎(長岡赤十字病院・消化器内科), 山田 聡志(長岡赤十字病院・消化器内科), 三浦 努(長岡赤十字病院・消化器内科), 柳 雅彦(長岡赤十字病院・消化器内科)
抄録 症例1は33歳女性。30歳時に肝機能障害で当院初診した。CTおよびMRCPで肝内胆管に不規則な拡張と狭窄を認め、原発性硬化性胆管炎(PSC)を疑われ31歳時に腹腔鏡下肝生検を施行し、組織学的に確診した。外来ではUDCA内服で治療したが、33歳時に腹痛と頻回の水様便が持続した為、CFを施行した。分布は非典型的ではあるものの、潰瘍性大腸炎(UC)の所見であり、UCの活動性は5-ASAのみで良好にコントロールされた。症例2は25歳男性。19歳時に肝機能障害にて当院初診した。エコー下肝生検で原発性胆汁性肝硬変を疑われUDCA内服を開始するが肝機能改善せず。25歳時にCTおよびMRCPで肝内胆管に狭窄を認めた事からPSCを疑い、腹腔鏡下肝生検を施行し組織学的確診を得た。以前より頻回の水様便が持続した為、同時期にCFを施行した所、UCの所見であった。この症例もUCの活動性は5-ASAのみで良好にコントロールされた。【考察】PSCに炎症性腸疾患が合併することは広く知られている。今回の2症例はPSCの確診後にUC合併を認めたものである。しかし、逆に原因不明の肝障害症例が下部消化管症状を合併していた場合には積極的にCFを行い、UC所見が得られた場合には肝障害の原因としてPSCを疑い肝生検など侵襲的検査も考慮に入れる必要性が示唆された。
索引用語 原発性硬化性胆管炎, 潰瘍性大腸炎