セッション情報 ポスターセッション(消化器病学会)

膵臓(腫瘍)4

タイトル 消P-227:

局所進行膵癌(StageIVa)における導入化学放射線療法(TS-1+Radiation)の成績

演者 土井 晋平(岐阜大・1内科)
共同演者 安田 一朗(岐阜大・1内科), 岩下 拓司(岐阜大・1内科), 山内 貴裕(岐阜大・1内科), 河口 順二(岐阜大・1内科), 上村 真也(岐阜大・1内科), 向井 強(岐阜市民病院・消化器内科), 中島 賢憲(岐阜市民病院・消化器内科), 冨田 栄一(岐阜市民病院・消化器内科), 岩田 圭介(岐阜県総合医療センター・消化器内科), 安藤 暢洋(岐阜県総合医療センター・消化器内科), 大島 靖広(岐阜県総合医療センター・消化器内科), 馬渕 正敏(岐阜県総合医療センター・消化器内科), 杉原 潤一(岐阜県総合医療センター・消化器内科), 森脇 久隆(岐阜大・1内科)
抄録 【目的】当院および関連施設において臨床第II相試験として進行中である局所進行膵癌(StageIVa)を対象としたTS-1を用いた導入化学放射線療法の治療成績について報告する。【対象・方法】適格基準は大血管(門脈系・動脈系)への浸潤を含むStageIVaの局所進行膵癌症例。ただし動脈系への浸潤は1/4周未満の接触で変形を伴わないものとした。2009年9月の試験開始より現在までの登録症例は22例。うち登録後6ヶ月以上経過している17例を今回の報告対象とした。治療プロトコールは、TS-1(80mg/m2)+放射線療法(1.8Gy×22回)による導入療法を行った後、4週間のインターバルをおき再評価。SD以上の効果があれば切除を行い、PDであれば非切除とした。術後はTS-1による維持療法を行った。【結果】男性7例・女性10例、年齢49-78歳(中央値66歳)。病変部位は頭部12例・体尾部5例。導入療法は全例で完遂可能であった。有害事象はG3の嘔吐が1例、G2の食欲不振を2例に認めた。導入化学放射線療法による抗腫瘍効果はPR 1例/SD 10例/PD 6例。PD症例のうち4例は主病変の増大を認め、2例で新たな肝転移巣の出現を認めた。PR/SD症例の全例で手術を施行し、うちR0切除は10例(91%)であった。術後1年以上経過している15例のうち1年以上の生存が得られているのは9例(60%)であった。【結語】局所進行膵癌に対する拡大手術の是非については議論が残るところだが、化学放射線療法を組み合わせることで良好な遠隔成績が期待出来る可能性が示唆された。
索引用語 局所進行膵癌, 導入化学放射線療法