セッション情報 ポスターセッション(消化器病学会)

胃・十二指腸(癌)3

タイトル 消P-367:

胃癌術後の二次癌発生の検討

演者 石丸 正寛(関東労災病院・外科)
共同演者 長澤 伸介(関東労災病院・外科), 三原 裕一郎(関東労災病院・外科), 櫻庭 一馬(関東労災病院・外科), 米山 さとみ(関東労災病院・外科), 秀村 晃生(関東労災病院・外科), 鈴木 宏幸(関東労災病院・外科), 小川 正純(関東労災病院・消化器内科)
抄録 【目的】早期発見により胃癌術後長期生存例が増加するにつれ二次癌の発生が問題となってくる。そこで胃癌切除後に二次癌を生じた症例と単発胃癌症例の検討を行った。【対象・方法】当科において切除された胃癌症例(1314例)を対象とした。胃癌術後10年以内に二次癌を発症した症例(二次癌群)87例と胃癌単発で10年以上経過を追えた例(単発群)246例の2群間の比較検討をした。【結果】I.二次癌1.頻度:胃癌術後1314例中108例/112部位(8.2%)に二次癌の発生をみた。そのうち6例は胃癌手術前に先行癌の既往があり、2例は胃癌と同時重複癌がみとめられた症例であった。2.部位:二次癌発生部位として結腸・直腸28例、肺16例、胃14例、前立腺12例、肝11例、食道6例、膀胱5例、乳房5例が主な臓器であった。3.発生時期:胃癌術後1年超え~10年以内の発生が90例(80.4%)、10年超えの発生が22例(19.6%)であった。II.2群間の比較検討1.年齢:二次癌群の平均年齢は67.7歳、単発群58.8歳で二次癌群で有意に年齢が高かった。2.組織型:組織型は分化型/未分化型が二次癌群で63/23例、単発群は130/115例と二次癌群において有意に分化型の比率が高かった。3.輸血:輸血の有無で二次癌群で有/無が17/70例、単発群において26/220例と二次癌群において有意に輸血施行例の率が高率であった。4.他:ステージ、深達度、リンパ節転移、術後化学療法の有無、術後合併症の有無にかんしては有意差を認めなかった。【結語】1.胃癌術後8.2%に二次癌の発生をみた。2. 二次癌発生部位として結腸・直腸28例、肺16例、胃14例、前立腺12例、肝11例、食道6例、膀胱5例、乳房5例が主な臓器であった。3.発生時期:胃癌術後1年超え~10年以内の発生が90例(80.4%)、10年超えの発生が22例(19.6%)であった。4.二次癌群は単発群に比較して平均年齢が高く、分化型の比率が高く、輸血症例の率が高率だった。
索引用語 胃癌, 二次癌