セッション情報 | ポスターセッション(消化器病学会)胃・十二指腸(症例報告/その他)3 |
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タイトル | 消P-403:内視鏡的切除術が施行された胃底腺型胃癌の3例 |
演者 | 田中 健大(岡山大病院・病理診断科) |
共同演者 | |
抄録 | 胃底腺型胃癌はUeyamaらによって報告されたまれな組織型である。今回、われわれは内視鏡的に切除された胃底腺型胃癌の3例について報告する。症例は50-60代で男性2名、女性1名であった。3例ともに噴門部の粘膜下腫瘍様の発育をしめす隆起性病変であった。組織学的に、いずれも粘膜深層に病変の主座を置く4-7mmの病変で、主細胞に類似する好塩基性細胞が明瞭な管腔形成を示し増殖していた。粘膜内病変1例、粘膜下層浸潤2例で脈管浸襲はいずれも認めなかった。免疫組織化学ではMUC6陽性、pepsinogenI陽性、H+/K+-ATPase陰性、MUC5AC陰性であった。粘膜下に浸潤する2例を含め、いずれも内視鏡治療後の再発は認めておらず、低悪性度の胃癌であることが示唆された。 |
索引用語 | 胃底腺型胃癌, pepsinogenI |