セッション情報 | ポスターセッション(消化器病学会)胃・十二指腸(症例報告/その他)5 |
---|---|
タイトル | 消P-416:AFP産生胃癌と早期胃癌の同時性多発胃癌の1例 |
演者 | 辻 敏克(富山赤十字病院・外科) |
共同演者 | 芝原 一繁(富山赤十字病院・外科), 棚田 安子(富山赤十字病院・外科), 羽田 匡宏(富山赤十字病院・外科), 竹原 朗(富山赤十字病院・外科), 野崎 善成(富山赤十字病院・外科), 佐々木 正寿(富山赤十字病院・外科), 小西 孝司(富山赤十字病院・外科), 前田 宣延(富山赤十字病院・病理科) |
抄録 | 症例は75歳,男性.健診の上部消化管内視鏡検査で,前庭部後壁に0-I型腫瘍,体下部前壁に0-IIa型腫瘍,胃角部小弯後壁に0-IIa型の重複胃腫瘍を指摘された.術前検査で,肝転移など遠隔転移はなかったため,全ての病変を含む幽門側胃切除術を施行した.病理組織診断にて,前庭部後壁の病変がAFP染色陽性であった.その他の病変は陰性であった.リンパ節転移を1個認め,AFP染色陽性であった.AFP産生胃癌は,胃癌全体の2~9%を占めるとされており,比較的稀な組織型である.さらにAFP産生胃癌と管状腺癌の重複の報告例は極めて稀であり,本邦での報告は検索しうる限りでは本症例を含めて5例であった.若干の文献的考察を含め,報告する. |
索引用語 | AFP産生胃癌, 同時性多発胃癌 |