セッション情報 ポスターセッション(消化器病学会)

十二指腸1

タイトル 消P-418:

十二指腸腺腫24例の検討

演者 生田 耕三(兵庫県立尼崎病院・消化器内科)
共同演者 菱谷 英里子(兵庫県立尼崎病院・消化器内科), 平松 由紀子(兵庫県立尼崎病院・消化器内科), 出田 雅子(兵庫県立尼崎病院・消化器内科), 山内 雄揮(兵庫県立尼崎病院・消化器内科), 高田 裕(兵庫県立尼崎病院・消化器内科), 野本 大介(兵庫県立尼崎病院・消化器内科), 梅田 誠(兵庫県立尼崎病院・消化器内科), 川崎 公男(兵庫県立尼崎病院・消化器内科), 松村 毅(兵庫県立尼崎病院・消化器内科), 斉田 宏(兵庫県立尼崎病院・消化器内科), 木村 利幸(兵庫県立尼崎病院・消化器内科)
抄録 【目的】十二指腸腺腫は上部消化管内視鏡の普及により報告例は増加しているものの稀な病変であり、十二指腸腺腫に対する一定のコンセンサスはない。【方法】今回我々は、2008年4月~2012年2月までで我々が経験した十二指腸腺腫24例を、疫学、大きさ、形態、部位等について比較検討したので報告する。【成績】発生頻度は、該当期間における上部消化管内視鏡検査施行例16063例中24例で、0.15%であった。年齢は、51歳~81歳で平均68.3歳、性比では、男性15例、女性9例であった。平均身長160.2cm、平均体重55.8kg、BMI=21.7であった。喫煙歴は15人、飲酒歴は12人に認めた。ヘリコバクターピロリ菌の感染について調べた症例は11例あり、陽性6例、陰性5例であった。HbA1cを調べた症例は17例あり、平均は5.6%であった。局在は、球部9例、下行部15例と下行部に多かった。24症例のうち、腺腫内癌は8例(Group5は6例、Group4 は2例)であった。病変サイズは3mm~30mm、平均11.5mmであり、腺腫内癌は3mm~30mmで平均15.1mm、癌を含まない腺腫は3mm~20mmで平均9.6mmであった。肉眼型は、「大腸癌取扱い規約」に則って分類すると、Is型8例、Isp型5例、Ip型3例、IIa型5例、IIa+IIc型3例であり、腺腫内癌8例では、Is型が3例、Ispが2例、IIaが1例、IIa+IIc型が2例であった。主とする色調は、白色調が18例、赤色調が6例であり、腺腫内癌8例では、白色調5例、赤色調3例であった。内視鏡的粘膜切除術(EMR)もしくはポリペクトミーを施行した症例は13例であり、EMRの施行を試みたが十分な挙上を得られず外科手術に移行した症例は1例あった。腺腫内癌8例では、他部位の進行癌を併存する2例以外の6例に対して、外科手術1例、EMR5例を施行し、いずれも粘膜内癌、断端陰性であり完全切除であった。24例中、他の悪性腫瘍を同時性もしくは異時性に合併する症例は10例であった。【まとめ】十二指腸腺腫は現在でも稀な病変である。今後、症例の蓄積が期待される。
索引用語 十二指腸, 腺腫