セッション情報 ポスターセッション(消化器病学会)

小腸(臨床)1

タイトル 消P-439:

CT Enteroclysis with Air (CTEA) を用いた小腸SMTの4例についての検討

演者 上田 樹(静岡県立総合病院・消化器内科)
共同演者 吉川 俊之(静岡県立総合病院・消化器内科), 菊山 正隆(静岡県立総合病院・消化器内科), 永倉 千紗子(静岡県立総合病院・消化器内科), 重友 美紀(静岡県立総合病院・消化器内科), 奥野 真理(静岡県立総合病院・消化器内科), 山田 友世(静岡県立総合病院・消化器内科), 黒上 貴史(静岡県立総合病院・消化器内科), 白根 尚文(静岡県立総合病院・消化器内科), 鈴木 直之(静岡県立総合病院・消化器内科)
抄録 CT Enteroclysis with Air (CTEA)はCT colonoscopyを応用し全小腸の評価を可能とした手法である。小腸病変の検出および評価において非常に有用と考えられるが、未だ症例数が少なく、各種病変の評価については検討が十分とは言えない。今回小腸粘膜下腫瘍に対してCTEAを用いて病変を描出し得た4症例を経験したため報告する。他のmodalityとの比較、切除症例においてはその病理組織結果も含めて検討した。【症例1】 44歳女性、乳癌術後の経過観察目的のCTで空腸に造影効果を伴う腫瘤を認めた。CTEAでは十二指腸-空腸移行部に立ち上がりなだらかな大きさ9mmのpolypoid lesionを認めた。Dynamic CT動脈相で濃染し、平行相では正常腸管壁と同等のdensityを示した。SMTとしてはleiomyomaやGISTが考えられたが、病変が小さいためCTEAのみから非上皮性は言い切れなかった。【症例2】 45歳女性、近医にて大腸内視鏡検査をされた際、回盲弁より1-2cm口側に粘膜下腫瘍を認め生検でカルチノイドの診断で紹介された。CTEAでは回盲部から4cm口側に10cm大の腫瘤を認め、早期濃染を呈した。腹腔鏡下回盲部切除を行い、病理組織所見は回腸カルチノイドであった。【症例3】 77歳女性、近医より膵腫瘍疑いでなされたPET/CTで小腸に限局的集積を認めたため紹介された。CTEAでは十二指腸水平脚の尾側に22mmの腫瘤を認めた。十二指腸部分切除を行い、病理所見は十二指腸GISTであった。【症例4】 66歳男性、上下部内視鏡にて原因不明であった黒色便の患者に対して行なった小腸造影検査で数mm大の隆起性病変を認めたため紹介された。カプセル内視鏡で小腸に粘膜下腫瘍を疑う所見を認めた。CTEAではトライツ靭帯より443cmに直径9mmの隆起性病変を認めた。内部は均一に造影される。同病変は通常のCTをretrospectiveに確認しても病変は指摘困難であり、CTEAが評価に有用であったと考えられた。
索引用語 CT Enteroclysis with Air, SMT