| セッション情報 | ポスターセッション(消化器病学会)大腸（クローン病）3 |
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| タイトル | 消P-513：クローン病に合併する肛門病変の治療 |
| 演者 | 橋本 可成（三菱神戸病院・消化器科DELIMITER順心病院・消化器センター） |
| 共同演者 | 藤田 敏忠（三菱神戸病院・外科）, 渡瀬 庸子（三菱神戸病院・外科）, 金 英植（三菱神戸病院・外科）, 斉藤 正樹（三菱神戸病院・外科）, 籾山 卓哉（三菱神戸病院・内科）, 田代 充生（三菱神戸病院・健康診断センター）, 松田 耕作（三菱神戸病院・健康診断センター）, 貫名 英之（三菱神戸病院・健康診断センター）, 北沢 勇人（三菱神戸病院・健康診断センター） |
| 抄録 | 【目的】クローン病に肛門病変の合併するケースは頻度が高く、また複雑で難治であり、その治療に難渋することが多々みられる。炎症性腸疾患は内科的治療が主体であるが内科医は肛門疾患の治療に難渋し、また外科医でも肛門疾患の治療経験が乏しいため、肛門科医にゆだねるケースが多々見られるのが現状である。当科では消化器科で一括して治療に当たっている。【方法】今回当科で治療中の肛門病変を合併したクローン病症例の治療成績について検討した。【成績】当科でのクローン病に対するインフリキシマブ(IFX)のスケジュールメンテナンス例は24例で、肛門病変については痔瘻、肛門周囲膿瘍に対しまずseton drainageし、IFXのスケジュールメンテナンスを行い、効果減弱例にはdose up(10mg/kg)を行っている。また裂肛についてはIFX投与下に軟膏剤投与を、また肛門狭窄症例にはIFX投与下にバルーン拡張し、自己ブジーをポスクールを用いて行っている。効果減弱例は4例あるが肛門病変は1例のみである。裂肛症例は軽快し、狭窄症例には繰り返しバルーン拡張を行っている。【結論】クローン病の肛門病変にはseton drenageとIFXのスケジュールメンテナンスが有用であり、効果減弱例にはdode upが必要であった。 |
| 索引用語 | クローン病, IFX |