| セッション情報 | ポスターセッション(消化器病学会)大腸（潰瘍性大腸炎）8 |
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| タイトル | 消P-574：群馬県における炎症性腸疾患の腸管外合併症 |
| 演者 | 佐川 俊彦（群馬大大学院・病態制御内科学） |
| 共同演者 | 田中 寛人（群馬大・光学医療診療部）, 井上 照基（群馬大大学院・病態制御内科学）, 押本 浩一（伊勢崎市民病院・内科）, 増尾 貴成（伊勢崎市民病院・内科）, 丸橋 恭子（くすの木病院・内科）, 工藤 智洋（国立高崎総合医療センター・消化器内科）, 飯田 智広（桐生厚生総合病院・内科）, 飯塚 賢一（前橋赤十字病院・消化器内科）, 岩本 敦夫（伊勢崎市民病院・内科）, 大塚 修（前橋赤十字病院・消化器内科）, 富澤 琢（公立富岡総合病院・消化器科）, 関口 雅則（原町赤十字病院・内科）, 蜂巣 陽子（済生会前橋病院・消化器内科）, 仁平 聡（済生会前橋病院・消化器内科）, 今泉 淳（桐生厚生総合病院・内科）, 迫 陽一（公立富岡総合病院・消化器科）, 土岐 譲（前橋赤十字病院・消化器内科）, 草野 元康（群馬大・光学医療診療部）, 森 昌朋（群馬大大学院・病態制御内科学） |
| 抄録 | 【背景と目的】我々は炎症性腸疾患の診療において多くの腸管外合併症に遭遇する。本邦の腸管外合併症の発生頻度は平成4年度研究報告書で詳細に調査されているが、報告から20年が経過している。群馬県の現在の腸管外合併症の現状を報告する。【方法と対象】群馬県の９施設の内科に通院する炎症性腸疾患患者の診療録から問診で知り得た合併症を集計した。発症時期のはっきりしない症例とIndeterminate colitisは除外した。【結果】総症例数は800例、うち潰瘍性大腸炎（以下UC）581例（男性323例）、クローン病（以下CD）219例（男性153例）。UCの平均年齢、平均発症年齢、平均病悩期間は46.6歳、37.2歳、9.4年、CDでは40.2歳、28.6歳、11.6年であった。何らかの合併症はUCで54.3%、CDで56.2%、悪性腫瘍、アレルギー性疾患・膠原病、成人病（糖尿病、高血圧、高脂血症）の合併頻度はUCで4.8%、12.7%、16.4%、CDで1.4%、9.1%、6.4%であった。字数制限の為、詳細な項目は発表当日報告する。【考察と結語】H4の報告書と対象や調査方法が異なるため比較はできないが合併症が増加している可能性がある。IBD罹病期間の長い症例が増えたこと、環境の変化などが合併症頻度に影響を与えている可能性がある。本邦における実状を把握するために今後定期的な大規模全国調査が望まれる。 |
| 索引用語 | 炎症性腸疾患, 腸管外合併症 |