セッション情報 | ポスターセッション(消化器病学会)大腸(治療(化学療法))1 |
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タイトル | 消P-597:Oxaliplatin、CPT、FU系薬剤、Bevacizumab、Cetuximabに耐性となった大腸癌患者に対する有効な後治療の検討 |
演者 | 伊東 友弘(昭和大横浜市北部病院・内科DELIMITER昭和大横浜市北部病院・救急センターDELIMITERNTT東日本関東病院・消化器内科) |
共同演者 | 嶋田 顕(昭和大横浜市北部病院・内科), 滝西 安隆(昭和大横浜市北部病院・内科), 小林 功治(昭和大横浜市北部病院・内科), 齋藤 祐介(昭和大横浜市北部病院・内科), 松久 篤(昭和大横浜市北部病院・内科), 北原 優(昭和大横浜市北部病院・内科), 宮下 耕一郎(昭和大横浜市北部病院・内科), 山本 泰漢(昭和大横浜市北部病院・内科), 三代川 章雄(昭和大横浜市北部病院・内科), 坂下 暁子(昭和大横浜市北部病院・内科), 松橋 信行(昭和大横浜市北部病院・救急センター), 田口 進(昭和大横浜市北部病院・内科) |
抄録 | <目的>Oxaliplatin、CPT、FU系薬剤、Bevacizumab(BV)、Cetuximab(C-mab)といったKey Drugが耐性となった大腸癌患者に対する後治療におけるエビデンスはないものの、後治療を希望する患者が多く存在するのも事実である。我々は、これらの患者に対して後治療を導入し、症例が蓄積され、有効な後治療を検討したので報告する。<対象>FOLFOX±BV、FOLFIRI±BV(もしくはIRIS)、 CPT+C-mabによる化学療法を行い、PDとなったため、後治療を導入した16例である。<方法>治療効果と後治療開始後の生存期間および転帰を後ろ向きに検討し、有効な後治療のレジメンを探索する。<結果>治療効果がSDとPRが得られた症例は、PDしか得られなかった症例に比べて、生存期間が有意に延長されていたことから、治療効果がSD以上であることが予後を延長させる可能性があると判断。治療効果がSD以上のレジメンは、1、肝動注+C-mab or BV、2、FU系+C-mab or BV、3、XELOX+C or P-mabであった。<考察>Key Drugが耐性となった大腸癌患者に対する後療法として、1、肝動注+C-mab or BV、2、FU系+C-mab or BV、3、XELOX+C or P-mabが推奨される可能性があり、今後、検証が必要であると考えられた。 |
索引用語 | 大腸癌, 化学療法 |