セッション情報 シンポジウム20(消化器内視鏡学会・消化器病学会・消化器外科学会合同)

消化器内視鏡検査・治療時の麻酔薬/鎮静薬使用のエビデンス-診療ガイドライン作成を目指して≪アンサーパッド≫

タイトル 内S20-7:

消化器内視鏡診療における麻酔薬/鎮静薬に関するガイドライン-評価委員の立場から

演者 杉山 政則(杏林大・外科)
共同演者
抄録 消化器内視鏡におけるsedationは被検者に苦痛のない安全な内視鏡を提供することが第一の目的であるが、さらに内視鏡施行前?後も含めて被検者をできるだけ至適な全身管理下におくこともめざしている。したがって内視鏡医は余裕を持って検査・処置に専念でき、質の高い内視鏡診療を行うことができる。
現在、新しい「消化器内視鏡診療における麻酔薬・鎮静薬に関するガイドライン」を本学会委員会で作成中である。目的は科学的根拠に基づいたガイドラインの策定であり、充分なエビデンスがない事項・領域については作成委員のコンセンサスで補填することとしている。Sedationの有用性・使用薬剤・拮抗薬・偶発症、適切なsedationの状態、患者観察法・監視モニターについて検討している。また高齢者や緊急例などのハイリスク症例におけるsedationの問題点も検討している。
ガイドライン評価委員としては、科学的であり、かつ実際的内容を含み診療に役立つガイドラインの作成を希望している。
索引用語 sedation, ガイドライン