セッション情報 |
一般演題
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タイトル |
248:胃潰瘍を合併したChurg-Srauss症候群の一例
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演者 |
赤澤 祐子(大村市立病院 内科) |
共同演者 |
長部 雅之(大村市立病院 内科), 中村 継人(大村市立病院 内科), 森川 俊一(大村市立病院 内科), 岡 六四(大村市立病院 内科), 村田 育夫(長崎大学薬物治療学), 河野 茂(長崎大学第2内科) |
抄録 |
Churg-Strauss症候群は結節性動脈炎などの血管炎の類縁である比較的まれな疾患であり、喘息、末梢神経障害、皮疹、関節痛、消化器症状など多彩な臨床像によって特徴づけられる。今回、Churg-Strauss症候群に合併した胃潰瘍の一例を経験したので報告する。症例は68歳女性。平成14年4月10日体重減少、心窩部痛を主訴として当院受診し、上部消化管内視鏡検査にて体中部に巨大な潰瘍を認め、入院となった。入院中、末梢血好酸球の軽度上昇が認められた。PPI内服し、胃潰瘍の経過良好であったためいったん退院となっていたが、同年6月、喘息様症状、四肢のしびれを訴え、白血球数30,090/mm3、好酸球数21,060/mm3と著明に増加しており、再入院となった。上部内視鏡検査では、胃潰瘍は縮小していたが、周辺組織生検にて好酸球の浸潤も見られた。厚生省難治性血管炎調査研究班1998の診断基準よりChurg-Strauss症候群と診断された。 |
索引用語 |
Churg-Strauss症候群, 胃潰瘍 |