セッション情報 一般演題

タイトル 206:

術前膵癌が疑われた膵カルチノイド腫瘍の一例

演者 三好 圭(福岡赤十字病院 外科)
共同演者 長谷川 学(福岡赤十字病院 外科), 山方 伸茂(福岡赤十字病院 外科), 竹田 虎彦(福岡赤十字病院 外科), 横畑 和紀(福岡赤十字病院 外科), 亀井 隆史(福岡赤十字病院 外科), 住吉 金次郎(福岡赤十字病院 外科), 斉藤 省一郎(福岡赤十字病院 外科), 今泉 暢登志(福岡赤十字病院 外科), 福田 敏郎(福岡赤十字病院 病理)
抄録 症例は55歳、男性。糖尿病で40才頃より前医でフォローされていた。H13年12月に血糖コントロール不良となり、当院糖尿病内科に教育入院となった。入院中に行われた腹部CTで径1cmの膵体部腫瘍を認め、ERCPでは膵管の途絶が認められた。Pancreas cancerが疑われ、4月5日膵体尾部切除+脾合併切除を行った。切除標本は割を入れると径2x1cmの硬い白色の結節性病変を認めた。病理診断はpancreatic carcinoid tumor, nodular typeであった。術後に採取したセロトニン, 尿中5-HIAAは正常値であった。まれな膵カルチノイド腫瘍を経験したので報告する。
索引用語 カルチノイド, 膵腫瘍