セッション情報 一般演題

タイトル 319:

腹腔鏡手術用止血クリップと弾性糸を核とした総胆管結石症の一例

演者 竹内 裕昭(中津市立中津市民病院 外科)
共同演者 吉田 隆典(中津市立中津市民病院 外科), 橋元 宏治(中津市立中津市民病院 外科), 武冨 紹信(中津市立中津市民病院 外科), 日高 啓(中津市立中津市民病院 放射線科), 松股 孝(中津市立中津市民病院 外科)
抄録  Cチューブ留置に用いた止血クリップと弾性糸を核とした総胆管結石症を経験したので報告する。症例は85歳の女性。平成12年8月,総胆管結石症の診断で,開腹下に胆嚢摘出術,総胆管截石術および弾性糸と腹腔鏡手術用止血クリップを用いたCチューブ留置を行った。平成14年8月,発熱を主訴に来院,腹部CT検査により総胆管結石症が疑われ,ERCにて2×1cmの総胆管結石1個を確認した。バスケットカテーテルによる結石除去は困難であったので,再度,開腹下総胆管截石術およびTチューブドレナージを行った。割面の観察から,総胆管結石は止血クリップ2個と弾性糸を核としたビリルビンカルシウム石であった。
索引用語 総胆管結石, クリップ