| セッション情報 | 一般演題 |
|---|---|
| タイトル | 262:虫垂腹膜偽粘液腫の1例 |
| 演者 | 榎本 雄介(宮崎医科大学 第2外科) |
| 共同演者 | 関屋 亮(宮崎医科大学 第2外科), 篠原 立大(宮崎医科大学 第2外科), 中平 孝明(宮崎医科大学 第2外科), 中島 健(宮崎医科大学 第2外科), 河野 文彰(宮崎医科大学 第2外科), 松崎 泰憲(宮崎医科大学 第2外科), 中村 都英(宮崎医科大学 第2外科), 山下 篤(宮崎医科大学 第1病理), 浅田 祐士郎(宮崎医科大学 第1病理), 鬼塚 敏男(宮崎医科大学 第2外科) |
| 抄録 | 症例は66歳女性。1995年6月、臍ヘルニア嵌頓にて緊急手術を施行した際に多量のゼラチン様腹水と虫垂の腫大・破裂を認め、虫垂切除および腹水除去術を施行した。病理診断はmucinous cystadenocarcinomaおよびpseudomyxoma peritoneiであった。以後外来にて経過観察していた。2002年7月、腹部膨満感および子宮脱の増悪、CEA:17.8ng/mlと上昇を認めた。画像にて腹膜偽粘液腫の増悪と判断し、8月27日手術を施行した。多量(約5.5L以上)のゼラチン様腹水を可及的に除去した後、回腸部分切除および子宮・両側付属器摘出術を施行した。病理所見では、mucinous adenocarcinomaと診断された。閉腹後、低分子デキストラン液1500mlおよびCDDP:100mg、5-FU:250mgを腹腔内投与した。また、術後6日目まで連日低分子デキストラン液2000mlにて腹腔内洗浄を行った。術後経過は良好であった。 長期間生存している虫垂腹膜偽粘液腫の1症例につき、術後治療等を文献的考察を加えて報告する。 |
| 索引用語 | 虫垂腹膜偽粘液腫, 粘液腫 |