セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 192:リンパ節転移を伴ったm3・sm1食道癌症例についての検討 |
演者 | 工藤 哲治(大分医科大学 腫瘍病態制御講座 外科学2) |
共同演者 | 野口 剛(大分医科大学 腫瘍病態制御講座 外科学2), 橋本 剛(大分医科大学 腫瘍病態制御講座 外科学2), 和田 伸介(大分医科大学 腫瘍病態制御講座 外科学2), 武野 慎祐(大分医科大学 腫瘍病態制御講座 外科学2), 森山 初男(大分医科大学 腫瘍病態制御講座 外科学2), 徳石 恵太(大分医科大学 腫瘍病態制御講座 外科学2), 重岡 美玲(大分医科大学 腫瘍病態制御講座 外科学2), 松永 宗倫(大分医科大学 腫瘍病態制御講座 外科学2), 内田 雄三(大分医科大学 腫瘍病態制御講座 外科学2) |
抄録 | m3・sm1食道癌は、早期癌であるm1・2癌と、進行癌としての病態を示すsm2.3癌との境界にあたる癌であると考えられている。このsm2.3食道癌のリンパ節転移の頻度は、m3、sm1食道癌両方を合わせても10%程度といわれている。このため、m3・sm1食道癌の症例すべてに外科的根治術を施行することは、患者に過度の侵襲を与える頻度が高くなるため好ましくない。EMRの技術が確立された現在、早期癌であるm1・2食道癌に対しては、低侵襲で機能障害を残さない治療で癌が根治できるようになってきた。今後さらに、m3・sm1食道癌へのEMRの適応を拡大するためには、リンパ節転移の有無を術前に見極めることが重要と考えられる。今回我々は、当科におけるリンパ節転移を伴った、m3・sm1食道癌症例について検討を行ったので報告する。 |
索引用語 | m3・sm1食道癌, EMR |