セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 271:直腸壁内異所性子宮内膜から発生した淡明細胞癌の一例 |
演者 | 後藤 一彦(宮崎県立宮崎病院 放射線科) |
共同演者 | 山本 雄一郎(宮崎県立宮崎病院 放射線科), 山田 浩己(宮崎県立宮崎病院 放射線科), 伊藤 博文(宮崎県立宮崎病院 放射線科), 宮本 浩仁(宮崎県立宮崎病院 放射線科), 西川 卓志(宮崎県立宮崎病院 放射線科), 上田 祐滋(宮崎県立宮崎病院 放射線科), 嶋本 富博(宮崎県立宮崎病院 放射線科), 林 透(宮崎県立宮崎病院 放射線科) |
抄録 | 今回我々は直腸壁内の異所性子宮内膜より発生した淡明細胞癌の一例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.症例は43歳女性.平成9年11月,不正性器出血のため当院婦人科外来受診.超音波検査上,卵巣腫瘍を疑われたため精査加療目的にて同科入院.諸検査にても同診断であり,平成10年1月26日手術を試みた.しかし卵巣腫瘍は存在せず,直腸壁に嚢胞様腫瘤を認め,Miles術が必要と判断し閉腹した.その際施行した術中病理検査にてadenocarcinomaと診断された.平成10年3月13日当院外科へ転科,3月30日Miles術及び子宮・両側付属器合併切除術が施行された.術後の病理診断では,直腸壁内の異所性子宮内膜から発生した淡明細胞癌であった.その後再度婦人科へ転科し補助化学療法を施行され退院,以後同科外来にて経過観察中である.現在のところ再発は認められていない. |
索引用語 | 直腸, 異所性子宮内膜 |