セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 193:食道原発GISTの一例 |
演者 | 石躍 裕之(宮崎県立延岡病院外科) |
共同演者 | 大地 哲史(宮崎県立延岡病院外科), 工藤 俊介(宮崎県立延岡病院外科), 緒方 健一(宮崎県立延岡病院外科), 石本 崇胤(宮崎県立延岡病院外科), 落合 隆志(宮崎県立延岡病院外科) |
抄録 | 今回我々は食道GISTの一例を経験したので報告する。症例は40歳男性、5年前より検診にて胸部レントゲンで異常陰影を指摘されていた。自覚症状は認めなかった。前医でCT、GF施行したところ下部食道から胃噴門部にかけて約5cmの粘膜下腫瘍を認め当科紹介入院となった。入院後、下部食道噴門部切除術施行した。術中所見でリンパ節転移は認めず郭清は第1群リンパ節のみ行った。病変は下部食道から胃噴門部にかけて約8cmあり、主体は食道粘膜下であった。肉眼的に粘膜面への浸潤は認めず、病理診断はsmooth muscle actin (+)、S-100 (-)、c-kit (-)、CD34 (+)、vimentin (-)で平滑筋型GISTであり、大きさが8cmではあるが病理学的悪性所見は認めなかった。術後経過良好で退院し現在外来にて経過観察中である。今回の症例は平滑筋型であり狭義のGISTにはあてはまらないが、広義のGISTでも食道原発は少なく貴重な症例と思われる。 |
索引用語 | 食道GIST, 平滑筋型GIST |