セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 259:クリティカルパスを用いた腹腔鏡下胆嚢摘出術のOutcome management |
演者 | 田中 秀幸(国立熊本病院 外科) |
共同演者 | |
抄録 | 当施設では、平成3年より腹腔鏡下胆嚢摘出術(LC)を1837例行っているが、平成10年度からはクリティカルパス(CP)を適応してきた。第1版のCPでは、退院日を術後7日に設定し、抗生剤はセファゾリンの3日間投与とした。平成12年からの第2版では、退院日を術後3~5日と幅を持たせて設定し、抗生剤はセファゾリンの1日間投与とした。平成13年からの第3版は、退院日を術後1~4日に設定し、抗生剤はセファゾリンの術前単回投与のみとした。その結果、平均在院日数は平成10年で9日、平成11年で7日、平成12年で6日、平成13年で5日と短縮された。この間の術後合併症発生率は、平成10年で1.8%、平成11年で0%、平成12年で1.1%、平成13年で0%であり、死亡例は認めていない。以上より、CPの導入により医療の質を落とすことなく、効率的な医療を実践できたと考える。 |
索引用語 | クリティカルパス, アウトカムマネージメント |