セッション情報 一般演題

タイトル 272:

跳躍転移を認めた結腸癌の二例

演者 荒瀬 光一(産業医科大学 第一外科)
共同演者 日暮 愛一郎(産業医科大学 第一外科), 福島 正之(産業医科大学 第一外科), 永田 直幹(産業医科大学 第一外科), 平田 敬治(産業医科大学 第一外科), 鶴留 洋輔(産業医科大学 第一外科), 中山 善文(産業医科大学 第一外科), 岡本 好司(産業医科大学 第一外科), 伊藤 英明(産業医科大学 第一外科)
抄録 【はじめに】結腸癌のリンパ節転移は腫瘍近傍から順に転移していくことが多い。しかし様々な要因により跳躍転移を認めることも報告されている。我々は跳躍転移を認めたsm癌とmp癌を経験したので報告する。【症例1】74才、男性。盲腸・2cm大・Ipポリープでポリペクトミーを受けたが、中分化型腺癌、sm1, ly1, v0という病理診断で、追加腸切除を施行した。1, 3群リンパ節に転移はなかったが、2群に2/3個転移を認めた。術後5年経過したが再発なく経過している。【症例2】66才、男性。S状結腸・1.5cm大・2型の癌に対しS状結腸切除を施行した。中分化型腺癌、mp, ly1, v1であった。1, 3群リンパ節に転移はなかったが、2群に1/3個転移を認めた。現在術後3ヵ月で経過観察中である。【まとめ】結腸癌の手術に際しては、跳躍転移も念頭に置いた郭清が必要である。
索引用語 結腸癌, 跳躍転移