セッション情報 一般演題

タイトル 30:

胃MALTリンパ腫の1例

演者 上原 智仁(産業医科大学 第1外科)
共同演者 中山 善文(産業医科大学 第1外科), 金 容秀(産業医科大学 第1外科), 鶴留 洋輔(産業医科大学 第1外科), 平田 敬治(産業医科大学 第1外科), 日暮 愛一郎(産業医科大学 第1外科), 岡本 好司(産業医科大学 第1外科), 永田 直幹(産業医科大学 第1外科), 伊藤 英明(産業医科大学 第1外科)
抄録 胃MALTリンパ腫の治療法はH. Pyloriの除菌療法の出現により大きく変わってきている。我々は胃MALTリンパ腫の1手術症例を経験したので報告する。症例は54歳、男性。立ちくらみや息切れといった貧血症状を呈し、健康診断でHb 7.9と貧血を指摘され、上部消化管内視鏡検査で胃体上部前壁を中心とした広い潰瘍性病変を認め、生検でMALT lymphomaの診断があった。除菌療法施行によっても病変に改善が認められず、当科紹介となった。入院後、胃全摘術を施行した。病理学的検査ではlow grade MALT、pT1(SM)pN0sP0sH0 stageIA、Ann Arbor Stage IE、Naqvi Stage I であった。過去10年間に当科で手術を施行した胃MALTリンパ腫6例について、臨床病理学的因子の検討を行い、外科的治療の適応について言及する。
索引用語 胃MALTリンパ腫, 手術