セッション情報 消化器病学会特別企画2(消化器病学会)

日本消化器病学会専門医カリキュラムの改訂

タイトル 消特企2-4指:

消化器専門医研修カリキュラム改訂(肝臓領域)

演者 福沢 嘉孝(愛知医大医学教育センター)
共同演者
抄録 2011年11月に日本内科学会認定医制度研修curriculum(cur.)が大幅に改訂された.これを鑑み,社会的needsにflexibleに対応可能な消化器専門医(GES)養成を念頭に,competency理論を基盤(Competency-Based Medicine,CBM)としたGES-professionalism(pro.)を配慮しつつ,4 domainsに分類して肝臓領域のcur.改訂を実施した.【目標】GESとして学ぶべき重要研修ポイントは何か(content-based),何処まで経験すべきか(process-based)に着目してGESのinstructional objectivesを提示した.具体的知識の詳細は教科書等に委ねることにして,最近の知見(含,一部最新知見)を可及的取り入れながら診療ガイドライン/web情報を参考資料として掲載した.【知識/技能】GESとしての専門的能力/情報管理能力/生涯学習能力の維持向上,EBM遵守,公平性等を十分配慮し,特に門亢症性食道胃静脈瘤/肝性脳症の意識障害,肝疾患特有の食事/栄養療法(管理/指導)等の知識は,従来の既述不足を補足・拡充し,NST/多職種連携に関しても強調した.総合内科専門医より一層,subspecialtyな知識/技能の習得として,特殊肝疾患(AIH/PBC)の組織所見,病型分類,特殊型,重症度分類(MELD/Mayo model),薬物代謝酵素と黄疸(含,胆汁欝滞)を新規追加した.最近の知見/治療では,de novo肝炎,リケッチア感染症,薬物性肝障害診断基準案,その他代謝性肝障害(Porphyrin,Citrulline症)等を,IFN関連では,遺伝子変異を考慮した治療法,3剤併用療法,sequential療法,HCCの分子標的治療,転移性肝癌の肝切適応,禁忌疾患等を新規追加した.HCCの手術はGESとしての必要最小限に留め,最近増加の腹腔鏡手術,肝移植,NASH起因性発癌,再発も考慮に入れ記載を強調変更した.【態度】患者(含,家族)への博愛,思いやり,尊重,倫理観,誠実さ,正直さ等の姿勢以外にGESのpro.としてのあるべき姿勢をも考慮に入れて記載した.即ち,この項目では十分なIC的内容,チーム医療連携強化,標準的治療準拠(含,一部新規治療)の姿勢を記載した.以上の如く,CBMを基盤にGESとしてのpro.的責任を十分考慮しつつ肝臓領域のcur.改定案を提示した.
索引用語 消化器専門医カリキュラム改訂, 肝臓領域