セッション情報 ポスターセッション(消化器病学会)

食道・咽頭-良性疾患1

タイトル 消P-7:

24時間多チャンネルインピーダンス・pH (MII-pH)測定からみたPPI抵抗性GERD/NERD患者の特徴

演者 矢野 文章(東京慈恵会医大・消化管外科)
共同演者 小村 伸朗(東京慈恵会医大・消化管外科), 坪井 一人(東京慈恵会医大・消化管外科), 星野 真人(東京慈恵会医大・消化管外科), 山本 世怜(東京慈恵会医大・消化管外科), 秋元 俊亮(東京慈恵会医大・消化管外科), 柏木 秀幸(東京慈恵会医大・消化管外科), 矢永 勝彦(東京慈恵会医大・外科)
抄録 【目的】GERD/NERD患者でプロトンポンプ阻害薬 (PPI)に抵抗する患者は多く,治療に難渋することも多々ある.今回,プロトンポンプ阻害薬 (PPI)が胃食道逆流に及ぼす影響を検討した.【方法】PPI抵抗性GERD/NERD患者1人ずつに対し,PPIをwash outした後ならびにPPI投与中の計2回MII-pHを施行し,その結果を比較検討した.【結果】下表に示した.【結論】PPI服用は,1)GERD/NERD患者にかかわらず酸逆流を抑制した.2)GERD/NERD患者の総逆流回数はいずれも異常値であり,逆流内容から酸を消失させるのみであった.3)以上の結果とは矛盾するが,GERD患者の胃内酸環境に変化はみられず,酸分泌抑制作用は確認できなかった.今後更なる検討が必要である.
索引用語 胃食道逆流症, MII-pH