セッション情報 ポスターセッション(消化器病学会)

胃-診断(内視鏡)2

タイトル 消P-87:

Billroth II 胃切除術受けた胆石患者 における内視鏡的乳頭ラージバルーン拡張術の効果

演者 C.W Choi(Department of Internal Medicine, Pusan National University Yangsan Hospital)
共同演者 D.H Cha(Department of Internal Medicine, Pusan National University Yangsan Hospital), W.S Cho(Department of Internal Medicine, Pusan National University Yangsan Hospital), S Kim(Department of Internal Medicine, Pusan National University Yangsan Hospital), T.I Park(Department of Internal Medicine, Pusan National University Yangsan Hospital), J.H Hwang(Department of Internal Medicine, Pusan National University Yangsan Hospital), T.H Kang(Department of Internal Medicine, Pusan National University Yangsan Hospital), H.W Kim(Department of Internal Medicine, Pusan National University Yangsan Hospital), S.B Park(Department of Internal Medicine, Pusan National University Yangsan Hospital), M.D Kim(Bongseng Hospital), J.H Park(Bongseng Hospital)
抄録 背景及び研究目標: Billroth II(B-II) 胃切除術を受けた患者では解剖学的変化のため、内視鏡を用いた胆石除去において技術的困難性が存在する。 B-II 胃切除術患者では胆管内の胆石除去に内視鏡的乳頭括約筋切開術または内視鏡的バールン拡張術が使用されているがあまり満足の行くものではない。本研究の目標は B-II 胃切除術患者の胆管内胆石除去における内視鏡的乳頭ラージバルーン拡張術 (EPLBD)の効能と安全性の評価を行うことであった。患者及び方法: 胆管内に胆石を持つ患者で、B-II 胃切除術の経験のある患者26名(男性20名、女性 6名; 平均[中央値] 年齢 72歳)が本研究の参加者として登録された。カニュレーション後に制限的ESTを行った。それからバルーン拡張(バルーンの大きさ: 10~15 mm)を実施し、通常的方法または機械的砕石術により胆石除去を行った。胆石除去の成功度及び合併症を評価した。結果: 全例で胆石除去に成功していた。 完全な胆石除去に必要なセッション数は平均(中央値) 1回(1~3回の範囲)であった。機械的砕石術による胆石除去は3名(11.5%)の患者で行われた。出血、膵臓炎、穿孔といった有意義な合併症は認められなかった。結論: 内視鏡的乳頭ラージバルーン拡張術は胆管内の胆石除去のための有効かつ安全な治療法である。我々は B-II 胃切除術患者の胆管内の胆石除去に本方法を考慮することを提案する。
索引用語 Billroth II 胃切除術, 内視鏡的乳頭大きいバルーン拡張術