セッション情報 ポスターセッション(消化器病学会)

胃-癌3

タイトル 消P-143:

早期胃癌における術前リンパ節転移診断 ―早期胃癌リンパ節転移予測スコアの考案―

演者 絹田 俊爾(竹田綜合病院・外科)
共同演者 井上 彬(竹田綜合病院・外科), 輿石 直樹(竹田綜合病院・外科), 木嶋 泰興(竹田綜合病院・外科)
抄録 【目的】早期胃癌における術前リンパ節転移診断は、CTなどにより行われるが正診率は高くない。また腹腔鏡下手術の普及に伴い、より正確な術前リンパ節転移診断に基づく郭清範囲の決定が必要となった。我々は独自の早期胃癌リンパ節転移予測スコアを考案し検討した。【方法】2008年9月から2011年3月に初回治療として胃切除を行った胃癌症例のうち、pT1の88例を対象とした。以下の術前検査5項目をスコア化し、その有用性を検討した。1)腫瘍の主座(Less, Ant, Post, Gre)、2)Ulの有無、3)組織型、4)領域リンパ節において最大のリンパ節の短径、5)主病巣同定の可否。1)2)は術前内視鏡、4)5)は術前造影CTの1.25mmスライスを基に評価した。【成績】胃全摘:16(腹腔鏡2)、幽門側胃切除:70(腹腔鏡27)、噴門側胃切除:2。pT1a:39、pT1b:49であり、pN0:77、pN1:9、pN2:2であった。早期胃癌リンパ節転移予測スコアのN(+)例の平均は12.8点、N(-)例の平均は9.0点であり、有意(p<0.01)にN(+)例で高い点数であった。今回の88例を12点以上は転移あり、11点以下は転移なしと判定した場合、感度0.91、特異度0.95となった。【結論】我々の考案した早期胃癌リンパ節転移予測スコアは、術前リンパ節転移診断あるいは郭清度決定の一助となる可能性があると考えられた。
索引用語 早期胃癌, リンパ節転移