セッション情報 | ポスターセッション(消化器病学会)胃-癌3 |
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タイトル | 消P-146:悪性 胃十二指腸閉塞に対する 二重層(ComVi) 自己拡張型金属 ステント: 多施設共同前向き検討 |
演者 | J.H Park(Bongseng Hospital) |
共同演者 | M.D Kim(Bongseng Hospital), C.W Choi(Department of Internal Medicine, Pusan National University Yangsan Hospital), D.H Kang(Department of Internal Medicine, Pusan National University Yangsan Hospital), H.W Kim(Department of Internal Medicine, Pusan National University Yangsan Hospital), S.B Park(Department of Internal Medicine, Pusan National University Yangsan Hospital), W.S Cho(Department of Internal Medicine, Pusan National University Yangsan Hospital), S. Kim(Department of Internal Medicine, Pusan National University Yangsan Hospital), T.I Park(Department of Internal Medicine, Pusan National University Yangsan Hospital), J.H Hwang(Department of Internal Medicine, Pusan National University Yangsan Hospital), D.H Cha(Department of Internal Medicine, Pusan National University Yangsan Hospital) |
抄録 | 目標: 自己拡張型金属ステント(SEMS)は胃及び膨大部周辺の悪性腫瘍による悪性胃十二指腸閉塞に対する有効な緩和治療法として浮き上がってきた。ステントの効果にもかかわらず、ステント内の腫瘍増殖及び ステント移動などから、 再手術を必要とする合併症を生じることがある。本研究の目標は二重層 SEMS(ComVi)の効能及び安全性の評価を行うことであった。方法: 我々は2大学病院と2協力病院による多施設共同前向き研究を行った。悪性胃十二指腸閉塞を持った一連の患者50名を対象として、外層には皮膜のない、内層には皮膜のある二つの層を持つ二重層のSEMSを留置した。緩和度、効能、合併症の発現率などを評価した。結果: 技術的及び臨床的成功率はそれぞれ100%と88%であった。治療法にかかわる合併症は認められなかった。5名(10%)の患者でステント移動が認められた。これらの患者で見られたステント移動中の4件は、ステント留置から2週間以内に生じていた。1ヶ月後、5名の患者でステントのつぶれ (collapse)が生じた。14名(18%)の患者ではステント移動、ステントのつぶれ、腫瘍の過剰増殖による再手術 の必要があった。結論: 内視鏡的二重層ステント留置は悪性胃十二指腸閉塞の緩和に対して安全かつ有効な方法である。 しかし、特に最初の 2週間以内に生じたステント移動とステントのつぶれはまだ未解決の問題として残されている 。このような問題を減らすため、装置を較正したり設計を修正したりする必要がある。 |
索引用語 | 胃出口閉塞症, 金属ステント |