セッション情報 ポスターセッション(消化器病学会)

胃-症例報告2

タイトル 消P-186:

術後5年以上経過後に再発した胃癌5症例の検討

演者 小西 栄(東京医大茨城医療センター・消化器外科)
共同演者 生方 英幸(東京医大茨城医療センター・消化器外科), 田渕 崇伸(東京医大茨城医療センター・消化器外科), 長田 大志(東京医大茨城医療センター・消化器外科), 中地 健(東京医大茨城医療センター・消化器外科), 竹村 晃(東京医大茨城医療センター・消化器外科), 春日 照彦(東京医大茨城医療センター・消化器外科), 佐谷 徹郎(東京医大茨城医療センター・消化器外科), 本橋 行(東京医大茨城医療センター・消化器外科), 片野 素信(東京医大茨城医療センター・消化器外科), 田渕 崇文(東京医大茨城医療センター・消化器外科)
抄録 胃癌の治療成績は5年生存率で表現されるように、胃癌再発は術後3年以内(早期再発例)が最も多く約70%を占めるとされている。しかし、術後5年以降の再発(晩期再発例)も少数ではあるが存在する。1996年から2006年までの11年間に当科で行った根治度AまたはBの胃癌手術症例のうち、術後5年以降の再発例は5例であった。性差は男性3例、女性2例、平均年齢は51.2歳。肉眼型IIc1例、浸潤型4例で平均腫瘍径は61.0mmであった。組織型は5例全例がsigまたはporで、深達度はT1 1例T2 4例であった。再発形式は骨転移2例、腹膜転移1例、リンパ節転移2例であった。再発後は腹膜転移1例とリンパ節転移1例が生存中で、その他3例の平均生存率は12ヶ月であった。今回、我々は当科で経験した胃癌晩期再発5例の臨床病理学的特徴について検討したので文献的考察を加え報告する。
索引用語 胃癌, 再発