セッション情報 | ポスターセッション(消化器病学会)潰瘍性大腸炎2 |
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タイトル | 消P-332:潰瘍性大腸炎に合併したサイトメガロウィルス感染症におけるLAMP法の有用性の検討 |
演者 | 高垣 信一(東京医大八王子医療センター・消化器内科) |
共同演者 | 高橋 佑輔(東京医大八王子医療センター・消化器内科), 三輪 佳雅(東京医大八王子医療センター・消化器内科), 横山 智仁(東京医大八王子医療センター・消化器内科), 平山 泰丈(東京医大八王子医療センター・消化器内科), 奴田原 大輔(東京医大八王子医療センター・消化器内科), 辻 修二郎(東京医大八王子医療センター・消化器内科), 大島 敏裕(東京医大八王子医療センター・消化器内科), 中村 洋典(東京医大八王子医療センター・消化器内科), 片上 利生(東京医大八王子医療センター・消化器内科), 山田 昌彦(東京医大八王子医療センター・消化器内科), 宮岡 正明(東京医大八王子医療センター・消化器内科) |
抄録 | 【目的】近年、潰瘍性大腸炎(UC)の重症例や治療抵抗性にサイトメガロウィルス(CMV)感染の関与が示唆されている。今回、UC患者においてloop-mediated isothermal amplification method(LAMP)法を用いてCMV感染を検体別に測定し、その関与を検討した。【方法】2009年6月5日から2011年2月2日の期間に当センターでICが得られた活動期UC 47症例を対象とした。検体は1症例につき血漿、全血、生検組織を採取しDNA抽出キットにて抽出・精製し、得られたDNA液の一部をLAMP法で定量測定した。CMV感染症はLAMP法で定量可能であった症例、もしくは同時に採取した生検組織の免疫染色でcytomegalic inclusion body(CIB)確認例とした。【成績】CMV感染は47症例中8例(17.0%)にみられ、その診断法はLAMP法陽性7例(87.5%)、CIB陽性2例(25.0%)であった。LAMP法陽性例はいずれも生検組織7例(100%)であったが、全血3例(42.9%)、血漿1例(14.3%)は定量範囲外(104コピー未満)を示した。CMV感染陽性例の生検部位は不整形潰瘍5例(62.5%)、浅いびらん1例(12.5%)、打ち抜き潰瘍1例(12.5%)、粘膜粗ぞう1例(12.5%)であった。内視鏡的活動度別内訳は中等度39例中6例(15.4%)、強度4例中2例(50%)であった。【結論】生検組織におけるLANP法定量はCMV感染症の診断法として期待された。今後、この方法を用いたIBDにけるCMV感染の関与についての検討が必要と思われた。 |
索引用語 | LAMP法, サイトメガロウィルス |