セッション情報 | ポスターセッション(消化器病学会)大腸-腫瘍3 |
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タイトル | 消P-383:内視鏡的大腸ポリープ切除後の検査間隔に影響するリスクファクターの検討 |
演者 | 大久保 秀則(茅ヶ崎市立病院・消化器内科DELIMITER横浜市立大附属病院・消化器内科) |
共同演者 | 冬木 晶子(茅ヶ崎市立病院・消化器内科), 松浦 哲也(茅ヶ崎市立病院・消化器内科), 谷口 礼央(茅ヶ崎市立病院・消化器内科), 留野 渉(茅ヶ崎市立病院・消化器内科), 内山 崇(茅ヶ崎市立病院・消化器内科), 村田 依子(茅ヶ崎市立病院・消化器内科), 栗山 仁(茅ヶ崎市立病院・消化器内科), 秦 康夫(茅ヶ崎市立病院・消化器内科), 遠藤 宏樹(横浜市立大附属病院・消化器内科), 高橋 宏和(横浜市立大附属病院・消化器内科), 中島 淳(横浜市立大附属病院・消化器内科) |
抄録 | 【目的】 大腸癌の罹患率および死亡率は年々増加しており、早期発見を目指したサーベイランスが重要視されている。高リスク群である内視鏡的ポリープ切除後においては、特にサーベイランスが肝要であるが、その間隔やリスクファクターを検討した本邦発の研究は少ない。本研究では内視鏡的ポリープ切除後の大腸ポリープ再発におけるリスクファクターを検討した。【方法】茅ヶ崎市立病院にて2008年1月~12月に内視鏡的ポリープ切除を施行し、1年後再検査を行った73症例を対象とした。3mm以上で腺腫もしくは癌と内視鏡的に診断し得たポリープを切除対象とした。1年後の所見により、ポリープ再発群、非再発群に分け、年齢、BMI、ポリープ数、大きさ、空腹時血糖値(FBS)、HbA1c、総コレステロール、中性脂肪(TG)、CRP等の項目との相関を統計学的に解析した。【成績】ポリープ再発群では非再発群に比べFBS、HbA1c、TGが有意に高かった(p = 0.039, 0.031, 0.0048)。その他の項目では有意差は認められなかった。【結論】FBS、HbA1c、TGはポリープ再発群で有意に高く、これらの因子が大腸ポリープ再発に影響する可能性が示唆された。本検討では観察期間が比較的短いが有意差が得られており、生活習慣に関与するこれら因子のが高い症例においては、1年以内の再検査が有用であることが示唆された。海外の報告では、性別、年齢、最大ポリープ径、ポリープ数の相関も指摘されており、これらも検査間隔を決定する際考慮されることが望ましい。 |
索引用語 | サーベイランス, ポリープ再発 |