セッション情報 ポスターセッション(消化器病学会)

大腸-治療(化学療法)2

タイトル 消P-405:

1次治療のオキサリプラチン休止後sLV5FU2+ベバシズマブ療法継続の有効性についての検討

演者 平良 高一(大阪市立総合医療センター)
共同演者 徳永 伸也(大阪市立総合医療センター), 岡田 秀明(大阪市立総合医療センター), 駄賀 晴子(大阪市立総合医療センター), 武田 晃司(大阪市立総合医療センター), 丸山 紘嗣(大阪市立総合医療センター・消化器内科), 平松 慎介(大阪市立総合医療センター・消化器内科), 末包 剛久(大阪市立総合医療センター・消化器内科), 山崎 智朗(大阪市立総合医療センター・消化器内科), 佐野 弘治(大阪市立総合医療センター・消化器内科), 根引 浩子(大阪市立総合医療センター・消化器内科), 佐藤 博之(大阪市立総合医療センター・消化器内科)
抄録 背景:大腸癌治療ガイドラインでは、オキサリプラチン(L-OHP)の神経毒性が重篤になる前にL-OHPを休止し、継続してsLV5FU2)療法を行うことを薦めている。目的:1次治療FOLFOX+BV療法後に継続して行ったsLV5FU2+BV療法の有効性をレトロスペクティブに検討する。対象:2007年6月から2010年10月までに1次治療FOLFOX+BV療法を行い、その後増悪前にL-OHPを休止し、sLV5FU2+BV療法にて1次治療を継続した18例。結果:年齢中央値:62歳(37-77)、男/女:8/10、PS0/1/2:9/9/0、化学療法はmFOLFOX6療法18例。FOLFOX+BV投与回数中央値8回(5-14)、sLV5FU2投与回数中央値8回(2-13)。L-OHP休止理由は、神経毒性15例、計画的が3例、L-OHP再導入率は6例(30%)。7例は治療継続中で、2次治療には9例移行した。無増悪生存期間は324日、全生存期間は893日であった。BVに特徴的な重篤な有害事象は認めず、毒性による投与中止例はなかった。有効性が評価可能であった16例中、CR/PR/SD/PD:1/10/5/0、奏効率は69%であった。結語:L-OHP休止後のsLV5FU2+BV療法は、治療戦略の一つとして有効と示唆された。
索引用語 FOLFOX+BV療法, sLV5FU2+BV療法