セッション情報 ポスターセッション(消化器病学会)

大腸-治療(化学療法)2

タイトル 消P-407:

Cetuximab投与でのInfusion related reaction患者においてPanitumumabの投与は安全か?

演者 渡邉 利泰(東邦大医療センター大森病院・総合診療・急病科DELIMITER癌研有明病院)
共同演者 篠崎 英司(癌研有明病院), 菊池 由宣(東邦大・教育開発室), 大原 克仁(東邦大医療センター大森病院・総合診療・急病科), 貴島 祥(癌研有明病院), 高木 浩一(癌研有明病院), 久保木 恭利(癌研有明病院), 尾阪 将人(癌研有明病院), 小倉 真理子(癌研有明病院), 末永 光邦(癌研有明病院), 松阪 諭(癌研有明病院), 陳 勁松(癌研有明病院), 水沼 信之(癌研有明病院), 畠 清彦(癌研有明病院), 瓜田 純久(東邦大医療センター大森病院・総合診療・急病科), 杉本 元信(東邦大医療センター大森病院・総合診療・急病科)
抄録 【目的】Infusion related reaction(以下IRR)は、抗EGFR抗体医薬の有害事象の一つである。ヒト/マウスキメラ型抗EGFRモノクローナル抗体であるCetuximabでは約15~20%(Grade3以上は2~3%)にIRRを認める。Cetuximab投与によりIRRを認めた患者において、完全ヒト型抗EGFモノクローナル抗体であるPanitumumabで安全に投与できるか検討した。【方法】切除不能進行・再発大腸癌患者でCetuximabによるIRRを認めた5例(Grade1:1例、Grade2:2例、Grade3:2例)の患者に対し、Panitumumabの投与を行った。前投薬としては、なし1例、抗ヒスタミン薬のみ1例、抗ヒスタミン薬+ステロイド3例であった。【成績】5例ともIRRの出現なく安全に投与を行うことが可能であった。【結論】前投薬の投与によりCetuximab投与困難例に対してもPanitumumabの投与は可能であった。しかし、Panitumumabの臨床試験においてIRRの死亡例も認められているため慎重投与が必要である。
索引用語 抗EGFR抗体医薬, Infusion related reaction