セッション情報 | ポスターセッション(消化器病学会)大腸-その他3 |
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タイトル | 消P-425:当科のALTA療法の現状と工夫 |
演者 | 橋本 可成(三菱神戸病院・消化器科) |
共同演者 | 鄭 充康(三菱神戸病院・外科), 金 英植(三菱神戸病院・外科), 前田 暁行(三菱神戸病院・外科), 斉藤 正樹(三菱神戸病院・外科), 籾山 卓哉(三菱神戸病院・外科), 北沢 勇人(三菱神戸病院・内科), 貫名 英之(三菱神戸病院・内科), 松田 耕作(三菱神戸病院・内科), 藤井 壽仁(三菱神戸病院・内科) |
抄録 | 【目的】内痔核治療は従来の手術療法からALTA療法に変化してきた。現在まで10万人を超える人々がALTA療法を受け、ほぼ満足できる成績であるが、合併症や再発の問題はまだ残されている。今回、当院での成績を検討し、合併症回避の工夫と再発の問題を検討した。【方法】2005年保険認可以来当科で施行したALTA療法は250回でこれについて再投与や合併症について検討した。【成績】投与方法は経肛門的244例、内視鏡下ALTA療法は6例で、内視鏡下での合併症は急性出血性直腸潰瘍に投与後発生した直腸潰瘍1例、経肛門的投与では発熱16例、排尿障害13例、前立腺炎2例、肛門痛7例、気分不良1例、血圧低下1例などで、手技が安定し、クリテイカルパス作成後は著明に減少した。再投与例は80例あり、多回数投与症例もみられた。今後クリテイカルパスで投与量を増やし再発対策する予定である【結論】1.ALTA療法は手術と同等の成績が得られる侵襲の少ない治療法で今後症例数が増加していくと考えれる。しかし、前処置、後処置などを確立し、合併症と再発の少ない治療法としてゆく必要がある。 |
索引用語 | ALTA療法, 内痔核 |