| セッション情報 | 一般演題 |
|---|---|
| タイトル | 140：当科における進行膵癌に対するGemcitabine使用の検討 |
| 演者 | 村田 静香（宮崎大学 医学部 第一内科） |
| 共同演者 | 押川 勝太郎（宮崎大学 医学部 第一内科）, 小村 浩史（宮崎大学 医学部 第一内科）, 中島 孝治（宮崎大学 医学部 第一内科）, 芦塚 伸也（宮崎大学 医学部 第一内科）, 稲津 東彦（宮崎大学 医学部 第一内科）, 北村 和雄（宮崎大学 医学部 第一内科） |
| 抄録 | 当科における進行膵癌に対するgemcitabine hydrochloride(gemcitabine:GEM)の有用性と問題性について検討した。当科における2003年4月より2005年12月までに治療を開始した全11例を対象とした。年齢中央値64.9歳（52～74歳）、男性/女性：8/3例、PS 0/1/2:6/5/0、転移部位：肝5例、リンパ節：5例、腹膜4例（腹水3例）であった。原則的にGEM投与は1000mg/m2を30分点滴静注、週1回、3週間投与1週間休薬で行った。投与コースは平均5.45コース（1～13コース）であった。抗腫瘍効果判定の評価(response evaluation criteria in solid tumors)が可能であった症例9例で奏功率は11.2％、SD以上で55.6％であった。症状緩和効果は27.2%であった。Grade3以上の有害事象は白血球減少が多く、非血液毒性はgrade2が殆どで嘔吐、倦怠感が多かった。進行膵癌におけるGEM投与は腫瘍進行の抑制と症状緩和をもたらし有効と考えられた。 |
| 索引用語 | 膵癌, Gemcitabine |