セッション情報 一般演題

タイトル 34:

食道小細胞癌の一治療例

演者 中島 孝治(宮崎大学 医学部 第一内科)
共同演者 小村 浩史(宮崎大学 医学部 第一内科), 芦塚 伸也(宮崎大学 医学部 第一内科), 村田  静香(宮崎大学 医学部 第一内科), 押川 勝太郎(宮崎大学 医学部 第一内科), 大塚 正晃(宮崎大学 医学部 第一内科), 石川 直人(宮崎大学 医学部 第一内科), 稲津 東彦(宮崎大学 医学部 第一内科), 北村 和雄(宮崎大学 医学部 第一内科), 宮崎 貴浩(宮崎大学 医学部 放射線科), 丸塚 浩助(宮崎大学 医学部附属病院 病理部)
抄録 症例は75歳、男性。冠攣縮性狭心症にて2001年より近医に通院中であった。2005年8月より嚥下時の胸部違和感を自覚するようになった。近医での食道造影にて、異常を指摘され、精査加療目的で同年10月21日当科に入院となった。当院でのX線検査、内視鏡検査では食道下部に長径約2.5cm、楕円形で、立ち上がりの明瞭な隆起性病変を認めた。隆起は大部分がヨードに染色される上皮に覆われていたが、頂部にヨード不染の不整陥凹を有していた。生検にて食道小細胞癌の診断であった。高齢であり、治療は化学療法(CPT-11+CDDP)を選択した。同年10月24日より投与を開始し、治療の効果判定として、内視鏡による形態変化を観察中である。本症例は食道小細胞癌に特徴的な肉眼形態を呈しており、治療についても若干の考察を加えて報告する。
索引用語 食道, 小細胞癌