| セッション情報 | 一般演題 |
|---|---|
| タイトル | 76：EUSで経過観察し得た自己免疫性膵炎の１例 |
| 演者 | 熊元 亮（鹿児島大学大学院 生活習慣病学） |
| 共同演者 | 山元 隆文（鹿児島大学大学院 生活習慣病学）, 船川 慶太（鹿児島大学大学院 生活習慣病学）, 今給黎 和幸（鹿児島大学大学院 生活習慣病学）, 赤崎 安宣（鹿児島大学大学院 生活習慣病学）, 中塩 一昭（鹿児島大学大学院 生活習慣病学）, 坪内 博仁（鹿児島大学大学院 生活習慣病学）, 松元 淳（鹿児島大学病院 光学医療診療部） |
| 抄録 | 症例は72歳、男性。平成17年7月上旬、閉塞性黄疸を認め近医受診。胆嚢、胆管結石を疑い、胆嚢摘出術を施行されるも術中胆道造影にて総胆管下部に高度狭窄像を認めた。精査・加療目的にて当院消化器外科(II)転院され、検査目的にて当科紹介となる。入院後のERCPでは総胆管下部での高度狭窄と主膵管のび漫性狭窄を認めた。腹部CTにて膵全体の腫大を認め、EUSでも膵全体に不均一な低エコー所見を認めた。画像及び血液検査にてIgG4 1410と高値より自己免疫性膵炎と診断した。ERBD挿入およびステロイドを開始し退院。経過観察でのCT及びERCPでは所見の速やかな改善を認めたが、EUSでは体部の改善を認めるものの膵頭部および尾部では不均一低エコー所見が残存していた。炎症の残存を示唆する所見と思われ、EUSは自己免疫性膵炎の治療経過の評価に有用であると思われる。 |
| 索引用語 | EUS, 自己免疫性膵炎 |