セッション情報 | ワークショップ1 |
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タイトル | W-003:骨盤内腫瘍として発見された直腸GISTの一例 |
演者 | 頼田 顕辞(宮崎大学 医学部 付属病院 第2外科) |
共同演者 | 関屋 亮(宮崎大学 医学部 付属病院 第2外科), 篠原 立大(宮崎大学 医学部 付属病院 第2外科), 内野 広文(宮崎大学 医学部 付属病院 第2外科), 和田 俊介(宮崎大学 医学部 付属病院 第2外科), 松崎 泰憲(宮崎大学 医学部 付属病院 第2外科), 鬼塚 敏男(宮崎大学 医学部 付属病院 第2外科), 瀬戸 雄飛(宮崎大学 医学部 付属病院 産婦人科), 福島 和子(宮崎大学 医学部 付属病院 産婦人科), 米田 由香里(宮崎大学 医学部 付属病院 産婦人科), 山内 憲之(宮崎大学 医学部 付属病院 産婦人科), 池ノ上 克(宮崎大学 医学部 付属病院 産婦人科), 秋山 裕(宮崎大学 医学部 付属病院 病理部) |
抄録 | 症例は78歳女性。2005年5月めまいと全身倦怠感を主訴に近医を受診。貧血を認め,超音波検査にて骨盤内腫瘍を疑われ,同年6月当院産婦人科へ紹介となった。内診及び直腸診上,腫瘤は膣と直腸との間に位置し,表面平滑,弾性硬,可動性不良な手拳大の腫瘤であった。MRI上では,腫瘤は11×10×8.5cm大,境界は比較的明瞭で,内部はT2強調像で軽度高信号,一部に変性壊死と思われる強高信号域が存在した。大腸内視鏡検査では粘膜に異常はなく直腸粘膜下腫瘍の所見であった。6月下旬に手術(単純子宮全摘術、両側付属器切除術,直腸部分切除)を施行。腫瘍はダグラス窩に一塊として存在し,病理組織診断では紡錘形細胞を認め,c-kit,CD34が陽性であった。子宮や卵巣との関連性がなかったこと,及び免染結果より,直腸原発の管外発育型GISTと診断した。若干の文献的考察を加えて報告する。 |
索引用語 | GIST, 直腸腫瘍 |