セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 106:直腸カルチノイド:超音波内視鏡(EUS)所見は病理組織像を反映するか? |
演者 | 平野 達雄(センタービルクリニック) |
共同演者 | |
抄録 | 直腸カルチノイドの超音波内視鏡(EUS)所見と病理組織像を対比し検討した。対象と方法:2006年1月までに18例の直腸カルチノイドを経験した。そのうち15例15病変に超音波内視鏡(オリンパス社製20 and/or 30 MHz使用)を行った。カルチノイド腫瘤はすべて低エコー病変として描出された。内部エコーをnodular high, fine high, very fine high の3群に分類し、組織所見は腫瘍細胞密度と間質密度から検討した。結果:病変は大きさ2-10 mmで平均5.4 mm、最深部はすべて粘膜下層であった。内部エコーがNodular high pattern は疎な腫瘍細胞群で疎な間質、Fine high pattern は中等度の腫瘍細胞密度と間質密度、Very fine pattern は腫瘍細胞の密度にかかわらず密な間質をもつ腫瘍にみられた。結語:EUSは直腸カルチノイドの存在と深達度の確認に有用だけでなく、組織所見も表現していることが示唆された。 |
索引用語 | 直腸カルチノイド, 超音波内視鏡 |