セッション情報 一般演題

タイトル 135:

内視鏡的治療技術のシミュレーション化

演者 那須 真示(杵築市立山香病院 内科)
共同演者 首藤 能弘(杵築市立山香病院 内科), 野口 地塩(杵築市立山香病院 内科), 坂本 啓二(杵築市立山香病院 内科)
抄録 【はじめに】最近の消化器内視鏡技術の発展には目を見張るものがあり、疾患の状態や治療の内容について患者へのインフォームドコンセントを求める場合や、コメディカルに新しい技術の説明をする際にはなかなか難しい場合がある。かといって昨今の個人情報保護法制定以来、実際の治療画像を誰にでも公開するというには難しくなって来た。さらに治療している最中の画像は、実際には内視鏡画像の視野が狭く見づらいため、理解し難いことがよくある。そこで、我々は実際の治療で見えていない角度から、または遠巻きに見た視野で作られたアニメーションを作成し始め、まず二次元から三次元空間へのいわゆるVirtual realityへの展開を試みている。【内容】今回は一般によく行われている消化管ポリープの切除術を中心にpower point上でシミュレーションを紹介する。1)Ip消化管ポリープの切除 2)Ipポリープの新絞扼法 3)表面型の病変に対する切除 4)最後に内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)については、3DCGで作成した画像で紹介する。【結語】シミュレーションを作成することで、医療の情報公開と、実際上新しい技術や工夫の開発に役立っている。医療のVirtual realityは工学系等の分野に比べて、政府の援助が極めて不十分であり、このシミュレーション化を通して内視鏡治療の仮想現実と今後の臨床応用への発展の可能性について啓蒙を兼ね報告する.
索引用語 Ipポリープ, シミュレーション