| セッション情報 |
一般演題
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| タイトル |
21：胃癌の術前精査で偶然発見された十二指腸原発follicular lymphomaの一例
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| 演者 |
前畠 良智（鹿児島市医師会病院消化器内科） |
| 共同演者 |
神垣 充宏（鹿児島市医師会病院消化器内科）, 岡江 耕二郎（鹿児島市医師会病院消化器内科）, 濱田 美由紀（鹿児島市医師会病院消化器内科）, 中武 信純（鹿児島市医師会病院消化器内科）, 鉾之原 英（鹿児島市医師会病院消化器内科）, 伊東 徹（鹿児島市医師会病院消化器内科）, 宇都宮 民治（鹿児島市医師会病院消化器内科）, 下川原 尚人（鹿児島市医師会病院消化器内科）, 岩切 裕二（鹿児島市医師会病院消化器内科）, 内園 均（鹿児島市医師会病院消化器内科）, 山口 淳正（鹿児島市医師会病院消化器内科）, 久米村 秀（鹿児島市医師会病院外科）, 田畑 峯雄（鹿児島市医師会病院外科）, 清水 健（鹿児島市医師会病院病理） |
| 抄録 |
症例 72歳, 男性. 平成17年4月中旬より タール便出現し近医受診。 上部消化管内視鏡検査を行い, 胃体上部前壁側の3型進行胃癌と診断。その後 精査加療目的にて当科紹介入院。 再度 内視鏡検査を行ったところ十二指腸Vater乳頭部より肛門側に白色顆粒状の隆起性病変を認めた。生検にて大型のリンパ球様細胞による濾胞増生を認め, 免疫染色ではCD 79a陽性, bcl 2陽性, Ki-67強陽性であり, follicular lymphomaと診断。十二指腸造影では, 十二指腸水平脚に小顆粒状の隆起性病変を認めた。CT, PETでは十二指腸の病変及びリンパ節転移は認めず。5月 胃癌に対して胃全摘術を施行。十二指腸のfollicular lymphomaに対しては 胃癌の進行度を考慮し生命予後には影響しないと判断, 本人の希望もあり経過観察とした。十二指腸の悪性リンパ腫の頻度は少なく, follicular lymphomaは1～3%と報告され稀な疾患といえる。十二指腸隆起性病変を見たときは, 本疾患も鑑別の対象として考慮する必要があるものと思われた。 |
| 索引用語 |
follicular lymphoma, 十二指腸 |
