セッション情報 一般演題

タイトル 1:

当院における過去4年間の内視鏡的胃瘻造設術の成績とその評価

演者 小島 昌貴(唐津済生会病院 内科)
共同演者 遠藤 広貴(唐津済生会病院 内科), 萬年 孝太郎(唐津済生会病院 内科), 木村 和恵(唐津済生会病院 内科)
抄録 近年、人口の高齢化が進み脳血管障害を生じる高齢者は多く、しかも球麻痺などから摂食困難となる症例が少なくない。当院においても例外ではなく同様の症例は多数経験されている。また最近は各医療機関においてNSTによる栄養管理の取り組みも重要性を増してきており、このような摂食困難な脳血管障害後遺症例に対しても基本医療としてバランスのとれた栄養を効率的にサポートする意味で、内視鏡的胃瘻造設術(以下PEG)のはたす役割は大きい。しかしながら、PEGを施行する患者においては栄養状態が不良であったり、何らかの感染症が存在することも多く、必ずしも術後の経過が良好であるケースばかりではない。 今回当院において過去4年間に施行されたPEG51例(全例経咽頭的造設法 pull法により造設)について、実施の背景ならびに成績、合併症の発生状況などをあらためて検討し、術後経過との相関性について考察を行うこととした。あわせてPEG後の術後経過を良好なものとするには、術前にどのような点に注意が必要であるかについて言及したい。
索引用語 内視鏡的胃瘻造設術, 実施の背景