セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 35:特異な形態を呈し内視鏡的粘膜切除術にて治療した早期十二指腸癌の一例 |
演者 | 渕上 忠史(新日鐵八幡記念病院消化器科) |
共同演者 | 中村 滋郎(新日鐵八幡記念病院消化器科), 藤田 恒平(新日鐵八幡記念病院消化器科), 梶原 英二(新日鐵八幡記念病院消化器科), 金城 満(新日鐵八幡記念病院病理部), 王寺 裕(九州大学大学院形態機能病理学), 八尾 隆史(九州大学大学院形態機能病理学), 松本 主之(九州大学大学院病態機能内科学) |
抄録 | 症例は78歳女性。糖尿病にて当院通院中であった。平成17年8月のスクリーニング目的の上部消化管内視鏡検査にて、十二指腸球後部に頂部に不整形陥凹を伴う粘膜下腫瘍様隆起性病変を認めた。頂部からの生検で腺癌が疑われたため当科紹介となった。低緊張性十二指腸造影、超音波内視鏡検査にて粘膜内癌の可能性が高いと判断したため、十分なインフォームドコンセントのもと内視鏡的粘膜切除術を施行した。病理組織学的検査では十二指腸の異所性胃粘膜を背景に発生した粘膜内に限局した高分化腺癌との診断であった。本症例は特異な形態を呈した早期十二指腸癌であり、内視鏡的に治療できたまれな症例と考えられたため若干の文献的考察を加え報告する。 |
索引用語 | 十二指腸癌, 内視鏡的粘膜切除術 |