セッション情報 | 一般演題 |
---|---|
タイトル | 79:5週間のPEG-IFNα2b+Ribavirin併用療法によりSVRが得られた1型高ウイルス量C型慢性肝炎の一例 |
演者 | 谷本 博徳(新小倉病院 内科) |
共同演者 | 野村 秀幸(新小倉病院 内科) |
抄録 | 症例は72歳男性。2001年頃より気管支喘息にて近医通院中であった。2005年3月に肝障害を認めたために当科外来を紹介受診したところ、C型慢性肝炎、クリオグロブリン血症と診断した。AST 111U/l, ALT 122U/l, HCV-RNA 900KIU/ml, HCVコア抗原 9860fmol/l, HCV genotype Ib、5月30日よりペグイントロン80μg週1回、レベトール400mg/日の治療を行ったところ、治療開始後6週目の時点で全身の蕁麻疹が出現したため、以後の治療を中止した。HCV-RNAは4週目の時点で陰性化、以後も陰性が持続している。強力な免疫力が働いたことにより短期間の治療によりSURが得られたと考えられる。稀な症例と考えられ、ここに報告する。 |
索引用語 | C型慢性肝炎, SVR |