セッション情報 ポスターセッション(消化器病学会)

胆道-診断1

タイトル 消P-467:

黄色肉芽腫性胆嚢炎の臨床検査所見と胆嚢癌との鑑別

演者 前田 一也(福井県立病院・外科)
共同演者 西田 洋児(福井県立病院・外科), 清水 さつき(福井県立病院・外科), 田中 伸廣(福井県立病院・外科), 伊藤 朋子(福井県立病院・外科), 八木 大介(福井県立病院・外科), 浅海 吉傑(福井県立病院・外科), 佐藤 嘉紀(福井県立病院・外科), 平能 康充(福井県立病院・外科), 大田 浩司(福井県立病院・外科), 宮永 太門(福井県立病院・外科), 林 裕之(福井県立病院・外科), 道傳 研司(福井県立病院・外科), 服部 昌和(福井県立病院・外科), 橋爪 泰夫(福井県立病院・外科), 海崎 泰治(福井県立病院・臨床病理科)
抄録 黄色肉芽腫性胆嚢炎は胆嚢壁が肥厚する形の胆嚢癌との鑑別が困難な場合が少なくない.また炎症が高度な場合も肝床浸潤や十二指腸瘻,結腸瘻を形成することで胆嚢癌との鑑別が時に困難になる.黄色肉芽腫性胆嚢炎と胆嚢癌との術前の鑑別は,術式選択の上で重要である.今回われわれは当院で経験した黄色肉芽腫性胆嚢炎と胆嚢癌の鑑別に関して検討した.【対象】当院で経験した黄色肉芽腫性胆嚢炎23例(X群)と,同時期に切除を行った胆嚢癌29例(C群)の術前臨床所見や画像所見の特徴をretrospectiveに検討した.【結果】X群の年齢は68歳(48-85)で男性19例,女性4例であった.C群の年齢は75歳(53-88)で男性17例,女性12例であった.手術はX群では胆摘が17例,拡大胆摘が2例であった.結果として2例で過大侵襲であった.C群では胆摘13例,拡大胆摘16例であった.腹部CT検査における胆嚢壁の肥厚パターン,造影CTにおける胆嚢壁の造影パターン,胆嚢壁内の低吸収域の有無などが有意な鑑別因子であった.また血液生化学検査所見として白血球数やCRP値も有意な鑑別因子であった.【結語】黄色肉芽腫性胆嚢炎と胆嚢癌との鑑別は困難であった.しかし,血液検査や画像所見などではある程度それぞれに特徴的な所見もあり,良悪性鑑別の一助になる可能性があると考えられた.
索引用語 黄色肉芽腫性胆嚢炎, 胆嚢癌