セッション情報 | ポスターセッション(消化器病学会)胆道-症例報告2 |
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タイトル | 消P-508:膵胆管合流異常症を合併した胆嚢腺内分泌細胞癌の1例 |
演者 | 岡嶋 亮(社会保険京都病院・消化器内科) |
共同演者 | 鈴木 俊生(社会保険京都病院・消化器内科), 川村 晴水(社会保険京都病院・消化器内科), 加藤 菜穂(社会保険京都病院・消化器内科), 中村 智恵(社会保険京都病院・消化器内科), 岸本 悦子(社会保険京都病院・消化器内科), 今本 栄子(社会保険京都病院・消化器内科), 光本 保英(社会保険京都病院・消化器内科), 安藤 貴志(社会保険京都病院・消化器内科), 赤田 渉(社会保険京都病院・放射線科), 八木 信明(京都府立医大・消化器内科), 古倉 聡(京都府立医大・消化器内科), 内藤 裕二(京都府立医大・消化器内科) |
抄録 | 【症例】76歳男性.【主訴】胆嚢病変の精査希望.【既往歴】特記すべきことなし.【嗜好】飲酒歴なし,喫煙歴1日10本を約45年間、10年前から禁煙.【現病歴】特に自覚症状はなかったが,近医でスクリーニング目的の腹部超音波検査にて胆嚢に約20mm大の隆起性病変を指摘され,精査加療目的に当院受診した.【来院時身体所見】特記すべき異常は認めない.【血液検査成績】特記すべき異常は認めない,CEA 1.4ng/mL,CA19-9 9U/mL.【検査所見】腹部超音波検査;胆嚢頚部~底部にかけて約20mm大の辺縁不整,内部不均一な隆起性病変を認めた.腹部造影CT;胆嚢頚部に造影効果を伴う約20mmの腫瘤を認めた.明らかな肝転移,肺転移,リンパ節腫大は認めなかった.ERCP;胆嚢底部に約30mm大の立ち上がり比較的急峻な隆起性病変を認めた.約15mmの共通管から胆管と膵管が分岐していた.また総胆管径約12mmと軽度拡張を認め、膵胆管合流異常症と診断した.なお胆汁AMYは193380IU/Lと高値を認めた.【経過】膵胆管合流異常を伴った胆嚢癌と考え,胆嚢胆管合併切除+胆道再建術を施行した.【病理組織学的所見】adenoendocrine cell carcinoma(pap-tub1>tub2>tub3),55×35mm;se,pHinf0,pBinf0,pBM0,pHM0,pEM0,pN(+);(1/7 No12c)であった.特殊組織化学染色ではchromograninA(+),synaptophysin(+)であり,胆嚢腺内分細胞癌と診断した. 膵胆管合流異常症を合併した胆嚢腺内分泌細胞癌は報告例が極めて少なく,若干の文献的考察を交え報告する. |
索引用語 | 胆嚢腺内分泌細胞癌, 膵胆管合流異常症 |