セッション情報 |
ポスターセッション(消化器病学会)
膵臓-自己免疫性膵炎
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タイトル |
消P-531:当院におけるIgG4関連疾患のPET-CT所見
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演者 |
荒木 眞裕(茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター・消化器内科) |
共同演者 |
三上 哲彦(茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター・消化器内科), 綿引 隆久(茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター・消化器内科), 大関 瑞治(茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター・消化器内科), 藤枝 真司(茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター・消化器内科), 五頭 三秀(茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター・消化器内科), 天貝 賢二(茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター・消化器内科) |
抄録 |
【背景と目的】IgG4関連疾患におけるPET-CT検査の有用性が報告されている。【対象と方法】今回当院で血清IgG4が高値あるいは組織学的にIgG4陽性形質細胞浸潤が認められ、画像上あるいは組織学的に自己免疫性膵炎・硬化性唾液腺炎・硬化性胆管炎と診断された11症例のうち、PET-CTが施行された8症例について検討した。【結果】男性6例、女性2例で発症時平均年齢は70.5(63-77)歳。初診時の主訴は顎下腺腫脹が4例、体重減少・黄疸が2例、肝障害・胆嚢腫脹、背部痛が各1例で、4例が耳鼻科初診、4例が消化器内科初診だった。経過中の血清IgG4最高値は平均880(172-2030)mg/dlだった。PET-CTでは膵臓・唾液腺・リンパ節に集積を認めたもの1例、膵臓・唾液腺が1例、膵臓のみが3例、唾液腺のみが2例、肝内のGlisson鞘のみが1例であり、耳鼻科初診で、顎下腺にFDG集積を認めた4例のうち、2例に膵臓へのFDGの集積を認めた。2回目のPET-CTを施行した2症例はいずれも経過観察のみで症状が軽快していたが、SUVmaxも1回目に比べて低下していた。【考察】IgG4関連疾患は全身性疾患であることから、複数の診療科で指摘される可能性が高い。この疾患を念頭においた診断が必要であるが、病変の広がりと同時に活動性を把握することができるPET-CT検査は有用なものと考えられた。 |
索引用語 |
PET-CT, 全身性疾患 |