セッション情報 ポスターセッション(消化器病学会)

肝臓-C型肝炎4

タイトル 消P-646:

C型慢性肝炎患者における二重濾過血漿交換法(DFPP)併用PEG-IFN/RBV療法の有効性に関する検討

演者 中谷 泰樹(日赤和歌山医療センター・消化器内科)
共同演者 大田 彩貴子(日赤和歌山医療センター・消化器内科), 信岡 未由(日赤和歌山医療センター・消化器内科), 岩上 裕吉(日赤和歌山医療センター・消化器内科), 三上 貴生(日赤和歌山医療センター・消化器内科), 津田 喬之(日赤和歌山医療センター・消化器内科), 三長 孝輔(日赤和歌山医療センター・消化器内科), 李 宗南(日赤和歌山医療センター・消化器内科), 中村 文保(日赤和歌山医療センター・消化器内科), 谷口 洋平(日赤和歌山医療センター・消化器内科), 赤松 拓司(日赤和歌山医療センター・消化器内科), 瀬田 剛史(日赤和歌山医療センター・消化器内科), 浦井 俊二(日赤和歌山医療センター・消化器内科), 上野山 義人(日赤和歌山医療センター・消化器内科), 山下 幸孝(日赤和歌山医療センター・消化器内科)
抄録 【目的】C型慢性肝炎genotype1b、高ウイルス量例に対してはペグインターフェロン・リバビリン(以下PEG-IFN+RBV)療法が標準的治療であるが著効に至らない症例は多数存在する。治療経過でみると治療開始早期にウイルス陰性化を得られた症例でSVRに至る可能性が高いことが報告されている。今回我々はIFN導入時にDFPPを用いウイルス除去(VRAD)療法を併用したPEG IFN+RBV療法の結果報告と治療効果を検討した。【方法】C型慢性肝炎、genotype 1b、高ウイルス(RT-PCR法で5.0LogIU/ml以上)未治療例41例に対して、DFPP併用Peg-IFNα2b+RBV療法を施行した。DFPPは治療開始から9日間の間に計5回施行。当院で施行したgenotype 1b、高ウイルスPeg-IFNα2b+RBV療法113例を対照群として、早期ウイルス陰性化効果(Amplicore法で陰性もしくはRT-PCR法で1.2未満)とSVR達成率を比較検討した。【結果】DFPP群ではEVR率82%、非DFPP群ではEVR率56%であった。またDFPP群においてEVRを得られた症例では94.1%がSVRとなった。(非DFPP群では73.2%) DFPPによる副作用は一過性の嘔気や軽度血圧低下(9.5%)、カテーテル穿刺部感染(3.8%)、穿刺部からの出血(1.9%)認めたが、いずれの症例も対症療法で改善を認めた。【結論】DFPP群は非DFPP群と比べEVR率が高い傾向にあり、またEVR達成症例のSVR率は両群間で同等と考えられる。したがってDFPP群はEVR率を高める事でSVR率向上に寄与する可能性があると考えられる。最終的なSVR率向上に寄与するか否かは今後も更なる症例の蓄積が重要である。
索引用語 DFPP, IFN治療