セッション情報 ポスターセッション(消化器病学会)

肝臓-NASH/NAFLD1

タイトル 消P-654:

非アルコール性脂肪肝(NAFLD)の肝外随伴症

演者 濱口 真英(大阪大免疫学フロンティア研究センター)
共同演者 小島 孝雄(朝日大村上記念病院・消化器内科), 加藤 隆弘(朝日大村上記念病院・消化器内科), 大洞 昭博(朝日大村上記念病院・消化器内科), 遠藤 美生(朝日大村上記念病院・消化器内科), 宮脇 喜一郎(朝日大村上記念病院・消化器内科), 高野 幸彦(朝日大村上記念病院・消化器内科), 福田 信宏(朝日大村上記念病院・消化器内科), 吉田 尚美(朝日大村上記念病院・消化器内科)
抄録 【目的】NAFLDはメタボリックシンドローム(MetS)の肝表現型と考えられているが、NAFLDの男性の1/3、女性の1/2はMetSの診断基準を満たさず、MetSを伴わないNAFLDも心血管事故の危険因子となる。このようにNAFLDはMetSとは独立して全身に障害を伴う可能性があるが、NAFLDの肝外随伴症は十分に検討されていない。【方法】村上記念病院総合健診センターにて同意が得られ、除外規定を満たした13391名を対象とし、腹部超音波・血液・尿検査、眼圧測定を実施した。298名には冠動脈CTを実施した。【結果】NAFLDはMetSおよびその各構成要素、とくに耐糖能異常と強く関連していた。これらに加えNAFLDのではEGFRの低下、眼圧の増加を認め、胆嚢結石、慢性腎疾患、腎結石を多く認めた(図1)。肝脾CT値比は有意に冠動脈再構築・脂質コアと相関し、NAFLDの冠動脈再構築・脂質コアに対する調整オッズ比は2.41 、2.29 となった。【結語】NAFLDは2型糖尿病や虚血性心疾患のみならず慢性腎疾患、腎結石、胆嚢結石、高眼圧状態まで関連していた。NAFLDはインスリン抵抗性を基盤とした肝外随伴症を伴う全身性疾患ととらえ、肝外病変についても評価・対応すべきである。
索引用語 脂肪肝, メタボリックシンドローム