セッション情報 |
ワークショップ2
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タイトル |
W2-01:一二指腸乳頭癌に対するEST・EBDと長期予後
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演者 |
清住 雄昭(熊本地域医療センター) |
共同演者 |
明石 隆吉(熊本地域医療センター), 田中 洋(大牟田天領病院) |
抄録 |
【目的】一二指腸乳頭部癌に対する術前減黄を目的としたEST・EBDの遠隔転移に対する影響【方法】乳頭部癌に対して術前減黄を目的としたEST・EBDを施行した群とEST非施行群の2群で遠隔転移に有意差があるか過去の成績によりretrospectiveに評価する。癌の進達度、手術の根治度は考慮しない。【成績】58例のうちEST・EBDを30例に施行し、28例には施行しなかった。EST・EBD施行群30例のうち8例 (26.6%) に遠隔転移を認めた。遠隔転移巣は肝・骨1例、肝3例、肺3例、小腸1例であった。EST非施行群28例では4例 (14.3%) に遠隔転移を認めた。遠隔転移巣は肝2例、肺1例、右腎1例であった。遠隔転移率に統計学的有意差は認めなかった。【結論】現時点では一二指腸乳頭部癌に対するEST・EBDは遠隔転移に対する要因とはならない。しかし、今後の経過観察は厳重に行う必要がある。 |
索引用語 |
EST, 一二指腸乳頭部癌 |