セッション情報 一般演題

タイトル 153:

内視鏡シミュレーターAccuTouch(Preope)による消化器内視鏡初期トレーニング

演者 原田 直彦(国立病院機構 九州医療センター 内視鏡トレーニングセンター)
共同演者 平賀 聖久(国立病院機構 九州医療センター 内視鏡トレーニングセンター), 岩佐 勉(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 岩下 亮子(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 水谷 孝弘(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 吉本 剛志(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 武元 良祐(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 宮原 稔彦(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 福泉 公仁隆(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 中牟田 誠(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 池尻 公二(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 村中 光(国立病院機構 九州医療センター 臨床研究部)
抄録 【目的】当センターでは、内視鏡医育成教育の目的で2006年、内視鏡トレーニングセンターを設立し、内視鏡シミュレーターAccuTouch(PreOpe) (Immersion Medical社製、上部・下部消化管内視鏡、ERCP、気管支鏡)を導入した。内視鏡シミュレーターは仮想臨床体験が可能であり、またコンピュータ評価による自己フィードバックも可能であり初期トレーニングには極めて有用である。その反面、高価である。今回、内視鏡シミュレーターPreOpeを用いたトレーニング効果を検討したので報告する。【方法】内視鏡検査未経験の研修医、レジデント11名に対してPreOpeトレーニング前評価と30トレーニング終了時の後評価を比較検討した。評価項目は、合計操作時間、幽門挿入まで要した時間、中程度以上の不快感率(合計操作時間に占める割合)とした。【成績】トレーニング前、後の評価は、合計操作時間では9:34±3:53、6:53±3:03、幽門挿入までの時間では4:15±1:38、2:42±2:16、中程度以上の不快感率2.8±4.8%、1.2±3.0%と改善を認めた。【結論】内視鏡シミュレーターを用いることにより、効果ある消化器内視鏡初期トレーニングが得られると思われた。
索引用語 内視鏡教育, 内視鏡シミュレーター