セッション情報 一般演題

タイトル 162:

十二指腸陥凹型微小腺腫の4例

演者 平野 たつお(センタービルクリニック(飯塚市))
共同演者
抄録 十二指腸の陥凹型病変は比較的まれである。2006年12月までに4例の陥凹型微小腺腫を経験したので報告する。症例1: 67歳男性。上腹部痛。十二指腸第2部後壁に約4 mm径の白色調のIIc様病変あり、空気変形を認め粘膜内病変と考えた。生検で腺腫と診断され、EMRしていただいた。症例2: 31歳女性。上腹部痛。十二指腸第2部外側前壁寄りに約3 mm径の淡発赤調のIIc様病変あり、空気変形を認めた。拡大内視鏡では大腸におけるIIIs様ピットを示した。EMRを行い腺腫であった。症例3: 59歳女性。胸焼けで来院。十二指腸第2部外側に約5 mm径の白色調のIIa+IIc様病変あり、拡大内視鏡ではIIIsに類似し超音波内視鏡では粘膜内病変と診断した。EMRを行い腺腫であった。症例 4: 66歳女性。検診胃透視異常。十二指腸第2部外側に約2 mm径のIIc様病変あり、周辺十二指腸粘膜と同色調を示し、辺縁は白色調であった。拡大内視鏡ではIIIsに類似し、超音波内視鏡では粘膜内病変と診断した。EMRを行い腺腫であった。
索引用語 十二指腸腫瘍, 陥凹型腺腫